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Message from GOMA
皆さんご存知かとは思いますが、僕は一昨年の秋、
首都高速で停車中に後方から追突され、脳を損傷してしまいました。

脳細胞は一度破壊されると二度と元に戻る事は無いらしく、損傷部を他の細胞がカバーするまでには、まだ暫く時間がかかるようです。

ですので未だに記憶がきちんと脳に蓄積されずに消えたり、
沢山の思い出も何処にしまったのか、わからないような状況下にあります。

正直なところ事故に遭ってから今日までどうやって生きて来たのか?
どうやって辿り着いたのか?自分でもよくわかりません。

リハビリに専念し、やっと人前でライブができると思い始めた矢先
今回の大震災が起りました。

被災し悲しんでいる人達、そしてまさに命がけのミッションをこなしてくれている人達をテレビで目の当たりにした時、何の手助けもできる状況に無い自分の無力さを痛感しました。

しかし考えていくうちに「僕にしかできない事がある」という思いに辿り着きました。

それは生きてさえいれば、そして希望さえ捨てさえしなければ、必ずまた一緒に笑える日が来ると言う事を僕の復帰していく姿を通して、人生を掛けてリアルに証明していきたいと言う事です。沢山の人に勇気と元気、何よりもハッピーを送り届けたいです。

不安定な状況が暫くは続くかと思いますが、諦めずに一緒に頑張りましょう!
From G
Messege from Goma
2009年11月26日の夕方。首都高速で追突事故に遭った。渋滞でブレーキを踏んで車を止めた。事故の記憶は、そこで止まっている。

搬送先の病院では画像上特に問題がないとの医師の判断で、入院することなく家に戻った。家に戻ってみると、テレビやコンピュータの画面がものすごく眩しく感じられ、光が全部ピカピカに見える。記憶のなかにあるものとは違う世界に来ているようだった。

 家族と話していても、何かが噛み合わない。時間が経過しても、会話は噛み合わないまま。何で噛み合わないのか、自分ではわからない。記憶が飛んでしまっているんじゃないかとの疑念が家族のなかに生まれ、時間が経過していくうちに、わからないものが自分の周りにはいっぱいあることに気付いていった。自分の脳に残っている記憶が自分にとってのすべての記憶だから、何がわからないのかがわからない。その後の検査により、11月の事故によって軽度外傷性脳損傷になり、高次脳機能障害という障害を持ってしまうことになった。

事故からしばらく経って、急に娘の絵の具と筆で絵を描きはじめた。「俺は絵を描くことが仕事なんだ」と思って筆を手にした。心に隙があると恐怖心が襲ってくるのでその恐怖心と不安を乗り越えるために、絵に向かう。何を描くかではなくて、ふっと浮かんだものを描くだけ。なぜほとんど描いたことがなかった絵だったのか、それは今でもわからない。ただ夢中になれるものが欲しかったのかもしれない。絵を描くことによって、すごく救われた自分がいる。

ディジュリドゥも、最初はこれが楽器はもちろんのこと、何なのかさえわからなかった。自分の演奏する映像を見て、何も考えないで口を付けたら音が出た。吹くことができた。ディジュリドゥを吹くことを身体が覚えていた。
 
今は毎日のように絵を描いている。無心のうちに形として残った絵たち。その絵の展覧会を8月に開催します。絵、ディジュリドゥ、そして家族や仲間たち。一線を越えさせないで、それらを俺に神様が残してくれた。自分を支えてくれる大切なものを残してくれた。「GOMA、お前はまだやり残したものがあるやろ」って、神様が言ってくれているように感じている。

事故に遭う前は、「自由が欲しい」ってずっと思っていた。でも今は、前の自分は「自由だったんだ」と心の底から思う。事故後、周りの人が自由に見えて羨ましかった。けれどまだ自分は自由に動けている。普通に歩けて、言葉も喋れて、ご飯も食べられて、絵も描けて、デイジュリドゥも吹ける。こんな幸せなことはない。
 
少し前までは、不安と恐怖しかなかった。けれど最近は「今」を楽しもうという気持ちが出てきている。フレッシュな気持ちで何事にも挑戦していく。挑戦していく過程で、ものすごく落ち込むこともあるかもしれない。それも自分に課されたことだと考え受け入れていく。過去を追いかけるのではなく未来を築いていく覚悟。

過去に囚われるのではなく、今日を精一杯生きていく。事故直後は、事故に対する恨みが強かった。けれど恨みからは何も生まれない。今は、家族をはじめ、みんなに支えられているということをすごく感じていて、恨みや怒りのパワーよりも愛のパワーのほうが確実に強い。

今は険しい山に登っているような感覚。けれど登り続けていけばいつか山頂に到達する。そして山を乗り越えることができる。
 
必ず復活するので、みんな、楽しみに待っていてください。
そのときは、応援をよろしくお願いします。

過去にお会いしたことがある方へ。
今は記憶が繋がりにくく、こちらから挨拶ができないかもしれません。お会いした際(再会した際)には、気軽に思い出話を聞かせてください。

2010.06.23 Goma
From G
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